空飛ぶ猫のお散歩日記

入って高専に通う空飛ぶ猫の日常

人と会う。そして"好き"を共有する。

この記事は奈良高専 Advent Calendar 2021 9日目の記事です。 adventar.org

はじめに

初めましての方は初めまして、お久しぶりの方はご無沙汰しております。
奈良高専Advent Calendar 2022の9日目を担当させていただきます飛猫と申します。
えーまず9日目担当にも関わらず9日目に投稿することができずに大変申し訳ございませんでした。 言い訳にはなりますが、書き進めていたものの帰省して親とちょっと真剣な話をしていたりした関係で間に合いませんでした。あとちょっと試験明け(中休み明け)で体調があまり良くなくメンブレ状態になっています。お許しを。

自己紹介と近状報告

最近の流行りのマイブームといえばやはりSplatoon3ですね。自分は初代を死ぬほどプレイして、2は入寮した関係でほとんどプレイしなかったんですが、今一人暮らしになり3で復帰しているんですがまぁこれが楽しい楽しい。バンカラマッチとサーモンランを往復する日々を送っております。ちなみに好きな武器はリッター4kとスクイックリンαです。

あと先日同級生と専攻科の先輩方数名で久々にセット麻雀を打ちに行きました。三槓子和了しました。おいおいおいおい…。

導入

今年もノリでアドカレに手を挙げたわけですが、まぁ特段書くようなこともない。当初は高専生活5年の遍歴でも書こうと思ったんですが、改めて自分の高専生活を振り返ると明るい話じゃないんですよね()。なので却下しまして、代わりに高専5年間の趣味とか経験を経て体感したことをやんわりといろいろ絡めながら書けたらなぁと思います。

自分語りになりますが、僕はオフライン系のイベントって言うのが好きです。高専祭は勿論ですし、趣味で言えば同人即売会(いわゆるコミケ)とか、音楽が好きなのでオタク系のクラブイベントとかにも行ったりしています。ですが、コロナの影響で一気にオンラインイベントが増えてしまいました。特に1,2年の学生の方ってオフラインよりもオンラインの方が主流みたいな人も多いと思います。なので「オンライン楽でいいよねぇ~でもオフラインのイベントもちょっと顔出してみて~」と言う話を出来たらと思います。本当にただそれだけです。あんまり真に受けずにコーヒーブレイクで流し読みしてくださると有難いです。

ちなみにタイトルは某髭を剃って女子高生拾う系作品の雑なもじりです。僕はこの作品存じておりません。

youtu.be

オフラインとオンラインの違い

滅茶苦茶雑にざっと書き出してみました。*1

表見てもらえればわかると思いますが、大まかな決定的違いは、オンラインは金銭的,精神的負担が軽く気軽に参加しやすいという大きなメリットがあるのに対して、オフラインではいわゆる画面越しでは得られない体験や知見を得られることが大きなメリットです。

まぁ結局は自分のニーズに合った方を選べばいいのではという話になってしまい、実際それは何も間違ってはいないのですが、僕はこのオフライン参加のメリットはオンライン参加のそれを大きく上回ると思っています。そんな僕がイチ推しするオフラインイベントの魅力をちょこっとわかっていただければと思います。

オフラインでしか体験できない五感

多分これは深く説明しなくても理解してもらえると思います。例として音楽イベント(ライブイベント)を挙げてみましょう。
オフラインの場合、体験できる音,映像,熱気というのは全てその会場の設備だとか盛り上がりの出力を直で受けます。そして基本的にはそれらは一筋のプロがその会場とそこに出るアーティストに合わせて一番引き立つものにしてくれています。つまりそこでしか得られないものを直接そこで受け取れるという絶対に家ではできない体験や経験を得ることができます。
一方でオフライン、たとえ会場にいるプロ制作さんがどれだけ頑張ろうとも結局は自分の家にあるスピーカー(ヘッドホン),モニターによって半減されてしまいます。どれだけ家のスピーカーがよかろうがモニターがよかろうが会場の設備に勝ることは十中八九ないです。
確かに家から見るライブとかっていうのは楽なんですが、できれば自分の好きなアーティストとかのライブはたとえ家から遠くてもぜひお金をかけて現地で体験したほうがいいと思います。と、ここまでは確かにそうなんだけど僕が伝えたい本質とは少しずれています。

オフラインでしか発生しない人脈,コミュニケーション

これがまず今回伝えたい魅力の1つです。

オンライン開催イベントって言うのは参加者は"点"になりやすいです。どういうことかと言いますと、参加者自体は何十人~何万人っているにもかかわらず、実際にその人同士で繋がるって言うことはほとんどありません。実際には裏でDiscordで通話していたり、Twitterハッシュタグを活用して他の参加者の様子を伺ったり感情を共有することは可能ですが、通話の場合は既に完成している人脈で話すことが多いですし、ハッシュタグを用いた感情共有も"いいね"や"RT"で止まることが多く、実際にそれに共感した人同士がリプライで話し合ったりフォローしあって仲良くなるって言うのはかなり稀だと思います。
これがオフラインの場合かなり敷居が低くなります。特に人があまり多くない小規模イベントになればなるほどその敷居は低く、自分に話しかけるぞという意思さえあれば、(相手にナンパと勘違いされなければ)基本的には軽く話すことは可能です。

ここで疑問に思うはずです。「何をそんなに話すことがあるねん」と。
確かにそうです。特に高専生の方はコミュ障陰キャの方が多いので必要以上に人と会話する(特に初対面の人と)のは苦手なはずです。実際私もそうです。ですが、そのうえでこれを言います。是非自分の「好き」や他人の「好き」について話してみてください。例えば「どんな曲が好きなんですか?」「どんなキャラ,アーティストが好きなんですか?」とか。即売会とかだと作家さんと話すことも多いので「好きです!(ストレート)」でもいいと思います。是非機会があればやってみてください。 最初にある「話しかけるの緊張するなぁ~」というハードルさえ超えてしまえばあとは趣味のテリトリーで展開したら話が詰まりにくいです。
そしてここで挙げてる「"好き"を共有する」という行為は、共感を得られたときに喜びが半端ないです。本当に。逆に共感されなかったらどうしたらいいか、基本的には相手のその話を聞いてみるとか、自分のそのテリトリーを展開してみるとかでいいです。これは臨機応変ですね。
ちなみに話を始めるきっかけとして1個あるテクニックは、すでに話しているグループの輪にいい感じに紛れ込むという方法があります。ただこれはミスしたら「何やこいつ」って思われる確率が非常に高いです。気を付けましょう。

同じ趣味の好きを共有できる人間,もしくはそれを理解してくれる人とはやっぱり仲良くなりやすいですし話しやすいです。是非Twitterとか相互フォローしてどんどん仲良くなって良ければいいと思います。
そして、この知り合った1人1人って言うのは共通した趣味を持っているというだけであり、その趣味に対して抱いている思いであったり、その他の趣味,経験は全員バラバラです。そんな話を次はします。

オフラインだからこそ得られる知見

ここでは例として「店で買う or ネット通販で買う」を挙げて説明してみます。これが万人に共感してもらえそうなので。
皆さんネット通販で買い物するときって基本的には目的のものを購入すると大体終わりますよね。(最近はサジェストの精度が良かったりするのでもしかしたらそんなことないかもしれませんが…)せいぜい追加で購入するとしてもそれに付随したもののはずです。一方でお店で買うという場合、そのお店に行くまでに様々な商品が"実物"で並んでいます。そしてついつい目的とは全く関係ないけど気になってしまって買い食いしてしまったり衝動買いしてしまったりって言うこと、あると思います。
多分高専祭にオンライン,オフライン共に出店したことがある学生さんの場合、出店物を見てもらえる人数の実感って言うのは2形態で大きく違うのが分かっていただけると思います。

この「ついつい別のものに目を向けてしまう」って言うことはイベントでも全く同じことが言えます。オフラインイベントの場合、自分の目的を達成してしまえばそれ以外の時間は他の事に目を向けてしまいがちです。特に金銭が絡まないものに関しては「もったいない」という感情が生まれにくいのでこれが生まれがちです。一方でオフラインの場合、例えば、僕が好んで参加している同人即売会の場合、根本的な目当てはSNSをフォローしている作家さんの新刊(新作)だったりするのですが、実際のところそれを達成するまでの間に全く知らない作家さんの同人誌を知らないうちに握っていたりします。また、これも僕が好んで参加しているオタク系クラブイベントの場合なんですが、自分の好きな(もしくは気になっている)DJさんのプレイシーンを見に行くというのが根本的な目当てなんですが、この目的を達成する前後にも他のDJさんのプレイを見て「このDJさんすごくいいな…」とか「このDJさんの流してる曲よくわからんけど滅茶苦茶良い!!!」みたいなことはザラです。これがいわゆる「知見が広がる」という行為になります。

知見が広がるというのは、新たなトレンド,価値観,好み,etc…を得られる機会でもあります。是非オフラインイベントに参加していろんなものに触れてみてください。世界が変わります。

これって高専界隈でも同じ

今回は僕の趣味を例に説明させていただきましたが、これは高専界隈でも同じことが言えます。オンラインだとこのアドベントカレンダーと言われるものが1つのイベントにあたるのですが、他にも公式イベントだと「ロボコン」「プロコン」「デザコン」etc…、非公式イベントだと高専カンファレンス*2なんかがあると思います。最近になってきて高専公式イベントはオフラインになりつつありますし、高専カンファレンスも近いうちに以前のようにオフライン開催が行われると思います。是非技術系が好きな人,高専が好きな人はイベントに参加して他高専の学生や高専OB,OGの方と交流して知見を広げていただけたらと思います。あとこのアドカレ文化もできれば残ってほしいねぇ~~

最後に

あんまり長くなりすぎるとコーヒーブレイクを超えて講義になりますのでここでお開きにしたいと思います。

端的にまとめると、
「とにかくオフラインイベントに参加してみてくれ!!人と話すのは楽しいぞ!!」
ということです。よろしくお願いします。高専祭も早くオフラインでしてくれ~~~~!!!!

最近はこれらをスタッフ視点からやる楽しさに気づいてしまって、イベントにスタッフとして参加するのが癖になっていたりします…(大体高専祭の影響)
もしご興味あればお声かけください。ニヤニヤしながら勧誘します。

宣伝!!!!!!!!!!

最後の最後に宣伝を1つ。
これもイベントの話なんですが、2023年2月末に弊学にゆかりのある人を集めてDJイベントをやります。なんか、本当にやばいオタクを凝縮したみたいな濃い空間なんですが、全員高専生(形態不問)だし、サブカルコンテンツ(種類不問)の深い沼地にいるオタクなので、もしそういうのが好きな弊学の学生さんいらっしゃたら怖がらずに来てみてください。ちなみに高専生割引もあるらしいです。

twipla.jp

*1:得られる経験はものによります

*2:学生等が非公式で行っている高専生のためのLT会 http://kosenconf.jp/