空飛ぶ猫のお散歩日記

入って高専に通う空飛ぶ猫の日常

基本情報技術者試験を受けた話

お久しぶりにブログを書きます飛猫です。日記って言う名前は忘れて。
今年も終わりが近づいてきております。1年間マジで色々ありすぎて「あっ」という間に過ぎてしまいました。早いものです。

前置きは置いておいて、先日「基本情報技術者試験」というものを受けてきましたのでそれについて書いておこうかなと思います。理由は特にありません。しいて言うなら自分語りがしたいのと来年の春に同じ試験を受ける同級生の小動物に対してなんか得てほしいなと思っています。

あとこのブログの主である猫は非常に日本語に弱いです。誤字・脱字・衍字のパンチアウトに重ねて日本語も意味不明です。頑張って読んでください。

<基本情報受験意欲向上試験>

秋の試験の開催は10月の第3日曜日でしたが、僕が受験の意志を固めたのは確か7月ぐらいだったと思います。
受験理由は、IT活用の成績がやばかったからとかではなく、今後専門勉強していくうえで「各分野の基礎知識ぐらいはとりあえず持っておこうかなぁ」と思ったので受けてみることにしました。別に取ってイキりたかったとかでは(多分)ないです。

<基本情報申込試験>

さぁ「受験するぞ!」「本も買ったぞ!」と(とりあえず)やる気になっていた僕ですが大事なことを忘れています。

「申し込み」です。

どれだけ受験意欲があろうとどれだけ知識があろうと試験を受けるには受験申し込みをして受験料を支払わない事には意味がありません。
それに気づいたのは僕が夏コミで東京にいる時でした。多分〆切4日前ぐらいです。えっちな同人誌を読んで興奮している場合ではありません。
帰宅した僕はとりあえず寝て疲れを取って無事申し込みを終わらせました。
〆切2時間前に
皆さんもやる気が空振りしないように、意思が固まったらとりあえず〆切日を確認して忘れないうちに申し込むようにしましょう。

<基本情報勉強試験>

基本情報(めんどくさいんで以下FE)は、午前(150分)午後(150分)の2部構成に分かれています。午前試験は四肢択一で全部で80問あります。午後試験は多肢択一(3~9ぐらい)で大問が7問ぐらいあります。

 

 [参考書]

午前試験はハードウェア・ソフトウェア・内部処理とかテクノロジーに関する基本的知識から、システム開発・プロジェクトマネジメント・法規とかの開発するなら必要であろう知識まで幅広く問われます。

勿論そのような幅広い知識を問われる試験ですから、各分野の重要ポイント等が大まかにまとめられた「参考書」が必要になってきます。
参考書選びは結構真面目に考えました。滅茶苦茶分かりやすくまとめられていても、ダラダラ進んで困るだけだし、かといって滅茶苦茶簡潔にまとめられていて情報量が多くても重要な部分が理解できない様では意味がないです。
それを踏まえてネットで色々漁って結局これを選びました。

https://www.amazon.co.jp/dp

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このペンギンが特徴的な非常にシンプルな問題集です。結論から言うと、これを選んで正解でした。無駄な情報がなく、重要度も書かれていて大変分かりやすかったです。ちらほら出てくる分からない単語に関してはGoogle先生の偉大なるお力をお借りしたりして進めていました。

午後試験は午前試験の勉強で得た知識を生かして「じゃあこの場合はどうすればいいですか」みたいな感じで聞いてくるパターンが多いです。特に大問7までの情報セキュリティ・ネットワーク・データベース・マネジメント・法務と経営戦略等。
しかし、アルゴリズムとプログラミングに関してはそう甘くはなく、午前とはまた別に対策を練る必要があるのかなと感じます。知識の応用よりも、思考能力がかなり問われている気がします。
では、そのうえで参考書を買ったのかと言うと、午後試験に関しては特に買いませんでした。理由はここではなく読んでるうちにわかります。

 

 [午前試験対策]

午前試験対策はまず購入した参考書を1周読みました。2進数とかの数値計算当たりは1年生の時に履修した情報工学概論完全に理解したマンになっていたので、多分2週間ぐらいかけて読み切りました。
それが終わったら試験時間通りに過去問を解きまくります。
過去問を解くにあたって以下のサイトを活用させていただきました。
https://www.fe-siken.com/

このサイトでは過去問の各問題に対して解説を行っているので、もし間違えたり分からくても「???」で終わることはまずありません。そして、採点が終了した過去問をとりあえず眺めてみて「ここあんまり理解できてないな」と思った分野を参考書で読み返します。こうして徐々に知識を蓄積していきます。
過去問を解くことにはもちろん知識を蓄えていくという理由もありますが、FEの午前試験では過去問からの流用が「非常に多い」です。少なくとも4分の1は流用なんじゃないかと思います。なので過去問を多く説いておくことによって「この問題、進研ゼミ過去問で見た!」状態が生まれやすくなります。

 

 [午後試験対策]

午後試験は以下の構成になっています。*1

大問 内容 備考
問1 情報セキュリティ 必須
問2 ソフトウェア or ハードウェア 4つ選択
問3 データベース
問4 ネットワーク
問5 システム設計
問6 マネジメント
問7 経営戦略・法務
問8 アルゴリズム 必須
問9 C 1つ選択
問10 Java
問11 COBOL
問12 アセンブリ
問13 表計算ソフト

 
※詳しいことはぐぐってください。

そしてこれが僕が選んだイカれた大問たちです。

  • 問3〔データベース〕…過去問解いてたら「これだ」って感じた。
  • 問5〔システム設計〕…サルでもわかるぐらい簡単※個人の意見です。
  • 問6〔マネジメント〕…時間管理がへたくそなくせに解けたから。
  • 問7〔経営戦略・法務〕…めんどくさい計算なさそうだったから
  • 問13〔表計算〕…他の言語そこまで強くないからこれしかなかった。

午後問題もとりあえず解いてみたらいいと思います(言語系以外)。ある程度解いてみたら「これはいけるな」とか「この分野は危険だ」って言うのが見えてきます。
言語系に関しては過去問解く前から必然的に消去法になると思います。JavaとかCが基本中の基本しか分からんって人は素直に表計算に逃げてください。「表計算も分からん!」って人もとりあえずそっちに行ってください。JavaとかCは過去問何回解いても絶対わかりませんが、表計算は最初に基礎さえ押さえてしまえば、あとは過去問いっぱい解いてるうちに何となく理解してきます。そして本番で分からん関数出てきても後ろにある参考頁丁寧に使用例まで載せて全部載っている恐らく理解できます。もし「マジで理解できない終わった」って人は専用の参考書があるので買ってみてください。

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問題はアルゴリズムです。配点が高い癖にこれが曲者です。
こればかりは過去問解いて理解できなければ、そそくさと参考書を買って早めに対策することをお勧めします。

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 そういう僕ですが、僕は過去問を解いて「あー時間はかかるけどしっかり回せば解けるな」って感じたので参考書は買わないで持ち前の才能で勝負を挑みました。

午後試験は午前試験と違い、過去問の流用が一切ありません。「過去問で見た!」は通用しませんしありません。残念。でも過去問を解くことは大切です。同じ問題は出ませんが似たような問題は出る可能性がありますし、様々なパターンに対処ができるようになります。

 

<基本情報起床~会場到着試験>

そうしているうちにそそくさと試験当日を迎えました。朝早い起床に寝坊を心配していた僕ですが、その頃は日雇いバイトを多く入れていたということもあり特に問題なく起床しました。よかったよかった。

朝飯のパンを食ってそそくさとチャリを走らせて行きました。
ちなみに僕の会場は奈良の王寺の方にある大学でした。寮生の僕は前日まで「高専~王寺まで10km程度かぁ…ならチャリ漕ぐかw!」というバカ思考をしておりましたが、当日になって「変に体調崩しても嫌だからおとなしく電車で行こう」と珍しくまともな思考を発揮し無事電車で会場を目指しました。(この選択は大正解で、会場周辺は地獄のような坂道でした。)

 

<基本情報受験試験>

[午前試験]

過去問でも70点安定だったので、午前で落ちることはないだろうと自信満々で問題冊子を開けましたが、予想を裏切ってきました。心なしか計算問題が多いです。何なら過去問では見たこともない関数の極限を求める問題や隣接行列とかも出ました。
これは試験を終えてから知ったことですが、何と僕の受ける試験から午前試験の問題傾向が若干変更になり、数学系問題の出題率が上がったとのこと。とりあえずパニックになった僕は計算問題は後回しにして最後に考えることに、結果自己採点では全問正解していました。良かった。
しかし、あまり自分に合った問題がなく受験直後は「うわぁ…これ落ちたな」って思ってました。

 

[午前試験]

午後試験はとりあえず全分野どんな問題が出ているのかだけ確認して、真っ先にアルゴリズムを解きました。アルゴリズムは解くのに時間がかかるため、最後に回してしまって「うわぁ時間無いから…これだろ(適当)!」みたいな感じにしたくなかったからです。結果的にこれは正解でした。1時間10分ぐらいかかりましたが、焦ることなく安定して問題を解けました。
次に取り掛かったのは表計算です。マクロ作成の問題はアルゴリズムほどではありませんがやはり理解に時間がかかるのでこちらにも時間を掛けて安定して解きました。
最後に残った問題を上から急ぎ足で解きました。
情報セキュリティで苦手なネットワーク系が出たので頭を抱えましたが、そこまで難しい問題ではなかったので無事全部解けました。
データベースもシステム設計もばっちりです。システム設計に関しては過去一で簡単だった気がします。サルでも解けると思います。気になる人は解いてください。
でも、マネジメントと経営戦略が若干苦手なものだったので解ききりましたが不安でした。

[試験終了]
秒で帰りました。

 帰宅してとりあえず仮眠をし、起きたら模範解答が掲載されていたため、問題冊子のマークを頼りに自己採点してみました。

 心配していた午前試験は首の皮一枚繋がったような感じで何とかボーダーを突破していましたが、午後試験が尋常じゃないぐらい成績良かったです。アルゴリズム表計算が満点だったのはマジで興奮していました。しいて言うならマネジメントと経営戦略でもうちょっと得意な分野が来てほしかったなぁって感じです。そしたら100点あった()

 

<基本情報結果確認試験>

試験の正式な結果は11月20日(試験の丁度1か月後)の12時に開示されます。その時間は丁度IT活用の授業中でPCをごりっごりにいじる授業だったので、時間きっかりに結果を見ることとなりました。

 ほぼ自己採点ピッタリの結果でした。無事合格してて何よりです。
午後試験は嬉しいことに90点越えでした。恐らく上位1%ぐらいなんじゃないかなと思います。永遠にマウントとっていきます。

そして、僕が後期中間試験で絶望している12月の初旬ごろに、合格通知書的なかっちょいい紙が届きました。

 

<最後に>


ダラダラと拙い日本語で自分の受験録を書いてきましたが、なんか得られるものはありましたか?「ない」とは答えさせません。絶対になにか得てからブラウザバックしてください。
真面目に話すと、来年から出題傾向がガラっと変わってしまうため、この記事が参考になるかはわかりませんが、もし参考になったら嬉しいです。気持ち悪いですがTwitterフォローしてくれると嬉しいです。

 

 

次は簿記3級ですかね。(APは1年後!)

*1:令和2年度より、構成がガラッと変わります。https://www.ipa.go.jp/about/press/20190124.html